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家づくりコラム

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2023.05.21 #家づくりコラム

【家づくりワンポイントアドバイス】変えられないところをしっかりと

こんにちは!グリスマ株式会社 代表の久利須です。

 

今回から「家づくりワンポイントアドバイス」というコラムシリーズをスタートします!

 

私自身、家を建てて14年が経ち、当時は気づかなかったことや家づくりで失敗したなと感じたことを皆様にお伝えしたいと思います。

 

 

実は私は以前勤めていたハウスメーカーで家を建てたので、グリスマではない建物に住んでいます。住んでみて一番失敗したなと感じていることは「冬の寒さ」です。


我が家は長期優良住宅で性能表示もされており、省エネ性能の等級は最高等級になっていますが、それでも冬は寒さを感じています。リビングはエアコンを付けるとある程度は暖かくなりますが、床付近は寒かったり、離れた水回りは別に暖房器具を置いたりしています。

 

元々はハウスメーカーでリフォームを担当していたので、メンテナンスをしやすい長持ちする家を目指して材料や工法を色々と考えていましたが、省エネ性能は長期優良住宅なら大丈夫だろうと、半分会社任せでよく考えていませんでした。ただ、実際に住んでみると冬の寒さは応えます。

 

原因は何かと言うと、
①サッシの性能と②気密性能が低いことが挙げられます。


①サッシの性能については、我が家はアルミと樹脂の複合サッシのペアガラスなので、表面上結露はしなくてもガラスは冷たく近づくと冷気を感じます。冬場は窓から家の熱が半分は逃げていきますので、高性能なサッシでなければ快適に過ごせません。また、窓で冷やされた空気は床の方に下がってくるので足元が寒くなってしまいます。


②気密性能については我が家は気密測定をしていないので、そもそも高気密な家なのか不明です。気密性能が低い家ではどれだけ暖めても、どれだけ断熱性能を高くしても、気密が悪いと窓を開けながら生活していることになってしまいます。

 

本当に暖かい家に住みたいのなら気密の測定は必須になってきます。このようなサッシや気密に関しては建てた後で後悔しても、後から変えることは出来ないか、大掛かりな工事になってしまいます。サッシや気密の性能を上げる時には少し費用が必要になってしまいますが、光熱費やその後の住み心地を考えると費用対効果は高くなります。家づくりを考える時は、間取りやデザインにこだわるだけではなく、変えられないものについても考えてみましょう。

 

他にも「土地」や「構造」も後から変えることが出来ませんので、このことについては次回以降お話しさせていただきたいと思います。

※当ブログの画像の保存やコピーはご遠慮願います。

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